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脾気虚 脾胃のはたらきが低下

脾気虚(ひききょ)は脾の気が不足し、胃や腸で吸収した栄養分を全身に運ぶ機能が低下した状態のこと。

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脾・胃が弱っています

よくみられる症状の例

顔色が黄色っぽく艶がない食欲がまったくない吐き気がする舌の側面に歯型がついている口臭がある喉に異物が引っかかる感じがする(エヘン、エヘンと出したくなる) 胃に鈍痛がある(慢性)太鼓のように硬くおなかがぽっこりしている(腹張)おなかが鳴る(腸鳴)便は形をとどめず崩れる(軟便・泥状便)手足に力が入らない・または震える立ち上がるのが億劫体が重くだるい姿勢が猫背になっている(姿勢を正す気力がでない)…など。

解説

ひとことでいうと、胃腸の正気(活動に必要な力)が足りなくて、働きが鈍くなっている状態です。

胃腸がうまく働かないので、食べるものは消化不良となり、それに伴い未消化物による口臭が発生することもあります。食べ物が下にうまく送られないので食道は交通渋滞を起こし、食欲は減退。胃が食物を処理しきれずゲップが出たり、胃痛や食後の不快感を感じるようになります。

また、消化がうまく行われないため、栄養分を吸収する効率が大幅に落ちます。これにより、食べても食べても痩せていく、体は疲れやすく重だるく感じられます。顔色が艶のない黄色になるのは、栄養分の消化吸収・運搬能力が低下し、栄養分(血や正気)が顔面まで運ばれないためです。そして、栄養を吸収しきれなかった便は形を留めない泥状になります。

中医学的な説明

脾気虚弱になると、昇清機能が低下し、それに伴い胃腸の腐熟・伝化機能も失調するため、食欲がなくなる・食後に胃のあたりに不快感が残る・形を留めない大便(泥状便)などが見られるようになる。

また、水穀の精微を生成できず、気血を生成できないので、全身に栄養分が行き渡らず、倦怠感がある・体が重くだるい・顔色が黄色くつやがなくなる・徐々に痩せる、などの症状が現れてくる。

治法